西洋では、カモメは海と航海を象徴する鳥で、溺れて死んだ水夫の魂が姿を変えたものともされる。カモメを無闇に殺すことは不吉であり、また家の窓にカモメがぶつかるとよくないことが起こるとされている。 また西洋の水夫は、カモメが陸の方へ移動しだしたら嵐の前兆だという。一説にはこの鳥が強風により陸に運ばれるためだというが、実際のところは、嵐のときには魚が水面深く潜ってしまうため、餌となる虫を求めて上陸するためらしい。